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フローラルで明るい印象◎ 新登場カメルーン!
精製 ウォッシュ
標高 1,850〜2,450m
品種 ジャバ
乾燥 天日乾燥
規格 G1
栽培・農薬の使用 栽培期間中、農薬、化学肥料不使用
フレーバーノート:floral, citrus, nuts, green apple
カメルーン、「信じられないほど素晴らしい」
コーヒーの産地
カメルーンは中央アフリカに位置し、ギニア湾に面しています。首都はヤウンデに置かれていますが、経済の中心は港町のドゥアラです。コーヒーもそのドゥアラの港から各国へと渡っていきます。
北はサハラ砂漠、南は熱帯雨林と、地域によって気候環境が全く異なるカメルーン。コーヒーは北西部と南西部の山岳地帯で栽培されています。そんなコーヒー生産地では、北からのサハラの熱風と、南からのモンスーン風によって作り出される気候により、乾季と雨季がはっきり分かれているのが特徴です。雨季が早まると乾燥や保管に影響が出たり、逆に乾季が2週間遅れると開花不良につながったりと、気候に大きく左右されることもあるのです。
カメルーンのコーヒー栽培の歴史は1884年にさかのぼります。ドイツ政府がコーヒーの試験栽培を行うために4つの試験農園を設立しました。運搬のため、生産地からドゥアラまでの鉄道を敷設。インフラの整備も行ったのです。その後第一次世界大戦が勃発。ドイツが敗れたことで今度はフランス人の商人たちによって、組合が設立されました。1927年にはフランスの商社Maison P. Jobin & Cieに6トンの生豆を初輸出。その品質は非常に高く、フランスの新聞が「信じられないほど素晴らしい」と報じたほどだったといいます。
山奥の産地、オク、ンベサ村
このコーヒーの産地は、オクという山岳地帯。ンベサ村もオク地方に位置します。植民地時代の影響で、人々はピジン英語を話します。そこでは、地域社会の統治や社会秩序を保つために部族の首長(=酋長)を中心に維持してきた文化体系をもつ首長文化や、ティカル語という言葉を話すバムン人という民族の文化、ナイジェリアからの遊牧民のムボロロ族の文化など、多様な民族と文化が交錯しています。仮面をつけて踊るジュジュ・ダンスも特有の文化のひとつです。
そんなオクでは、1,850メートルから、高いところでは2,450メートルのところまで、コーヒーが栽培されています。収穫期は12月から2月ごろ。イスラム教に、カトリックのキリスト教、その地の伝統信仰が共存している地域ですが、収穫期になると、地域の人々はともに農園ではたらき、収穫を行いながらクリスマスを祝っています。
カメルーンの品種
カメルーン国立コーヒー研究所では、カメルーン産のアラビカ種のコーヒーはすべてジャバ種(品種)として分類されています。このジャバ種は20世紀中頃にインドネシアのジャワ島から導入されたもので、フランスの育種家ポルテレスがヴィルモラン社を通じて入手したと言われています。1980〜1990年代には、フランス人農学者ピエール・ブアールモンがさび病耐性品種としてカメルーンで普及を進めたという記録もあります。このコーヒーを輸出してくださったINTAFRI AGRI LLC.のカイさんの調査によると、1884年にドイツが西高地にアラビカを導入したのが起源であることが確認されました。カイさんは高地のトラピスト修道院の農園を6か月続けて訪問し、修道士たちの話から、起源とされるその農園が1890〜1910年頃に設立されたドイツ軍の実験農場跡であるということを発見。カメルーンでは140年以上にもわたって自然環境のなかで野性的に進化してきたコーヒーの木が今も息づいているのです。
カメルーンのコーヒーの木は幹の直径30cm超、高さ3mを超える老木も多く、全てが細長い形をしています。近年の遺伝子研究では、ジャバ種はエチオピア在来種群に由来し、最も近縁なのはゲイシャ種。生命力が強く、さび病や害虫に耐性があり、カップ品質も高い一方、実の付きが少なく収量が低いのが欠点です。幸運なことにカメルーンではこれまで一度も大規模な病害虫被害を受けていないのです。
極深煎り
苦味
甘味
酸味
香り
コク
深煎り
苦味
甘味
酸味
香り
コク
中深煎り
苦味
甘味
酸味
香り
コク
中煎り
苦味
甘味
酸味
香り
コク
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